テレビCMでもおなじみの「命の母」


命の母には、女性特有の不調を改善する効果はもちろんあるのですが、その一方で副作用が現れる場合もあります。


中には、「太る成分が入っている」ということで「命の母の副作用で太ってしまった」という方もいるのだそう。


命の母の副作用には、どのようなものがあるのでしょうか?


また、「太る成分がある」というのは、本当なのででしょうか?


今回は命の母の副作用について、意外と知られていない効果などの知識も交えてご紹介していきたいと思います。


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命の母とは?


命の母


デリケートな女性の体の仕組みを考えて作られた女性保健薬です。


※女性保健薬とは、女性特有の諸症状の緩和と、健康増進を目的とした薬のことをいいます。


女性の体というのは、自律神経や女性ホルモンのバランスが崩れると、体に様々な不調が現れるもの


命の母はそういった体の不調を改善することで、女性の生活をサポートする薬なのです。


命の母の誕生秘話・歴史



皆さんはこの命の母、いつから製造されているかご存知ですか?


実は命の母は、「全ての女性を健康にしたい」という願いを込めて、1903年(明治36年)に開発された薬なのです。


つまり、もう100歳を超えている薬なんですね。


命の母を開発したのは、「笹岡省三」という人物。


笹岡省三の母は体が弱く、そんな母の姿を見ていたことがきっかけで「病に苦しむ女性を助けたい」と思うようになり、研究を重ねた上で命の母は誕生しました。


ちょうど明治から大正を生きていた女性達は、たくさんの子供を産み育て、その中で家事もこなすという、非常にハードな暮らしをしていました。


やらなければならないことが多いため、体調が悪くても休むことができない、そんな状況でした。


命の母は、体調が悪くても休むことができない女性達を救う薬として、当時から重宝されてきたわけです。


ちなみに当時の命の母は、現在のような錠剤ではなく、生薬を煎じて飲む「煎じ薬」だったそうです。


命の母は2種類!



一言に「命の母」といっても、「命の母A」と「命の母ホワイト」の2種類があります。


命の母A(赤と白のパッケージ)



命の母Aは、更年期に関わるトラブルに悩まされることが多い40~50代の女性向けに作られた薬です。


女性ホルモンと自律神経のバランスが崩れることによって起こる症状を、血行を促進して体を温めることで改善していきます。


命の母Aには、次のような13種類の生薬が配合されています。



大黄(ダイオウ)
吉草根(カノコソウ)
桂皮(ケイヒ)
川芎(センキュウ)
蒼朮(ソウジュツ)
芍薬(シャクヤク)
茯苓(ブクリョウ)
当帰(トウキ)
香附子(コウブシ)
呉茱萸(ゴシュユ)
半夏(ハンゲ)
人参(ニンジン)
紅花(コウカ)



他にもビタミン類やカルシウムなども配合されています。


命の母ホワイト(青と白のパッケージ)



命の母ホワイトは、月経に関するトラブルに悩まされることが多い20〜30代の女性向けに作られた薬です。


生理・妊娠・出産などで女性ホルモンや自律神経のバランスが乱れることによって起こる症状を、血行を促進して体を温めることで改善していきます。


命の母ホワイトには、次のような11種類の生薬が配合されています。



当帰(トウキ)
川芎(センキュウ)
芍薬(シャクヤク)
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)
沢瀉(タクシャ)
桂皮(ケイヒ)
牡丹皮(ボタンピ)
大黄(ダイオウ)
桃仁(トウニン)
人参(ニンジン)



命の母の効果は?



命の母Aの効果



こちらは、主に更年期障害の症状に効果がある薬です。


40代~50代の女性向けで、更年期障害に関わる不調を改善する生薬が配合されています。



イライラ感
不安感
倦怠感



といった精神症状から、


ほてり
頭痛
肩こり
腰痛


といった体の不調までさまざまな症状に効果を発揮します。


血の巡りの改善効果もあるので、冷え性に悩まされている人にもおススメです。


命の母ホワイトの効果



こちらは、主に月経の諸症状に効果がある薬です。


20代~40代の女性向けで、月経にともなう不調を改善する生薬が多く配合されています。



月経痛
頭痛
PMS(月経前症候群)
月経不順
冷え性


などに効果を発揮します。


PMSはイライラ感や憂うつ感などの精神症状もありますが、これらの改善も期待できます。


服用したことで長年の月経不順が改善されたり、PMSの症状が軽くなったという方も多くいるようです。


意外と知られていない効果は?



命の母の効果の中で意外と知られていない効果として挙げられるのは、「精神症状に対する効果」でしょう。


命の母Aは更年期障害による精神症状、命の母ホワイトには月経による精神症状を改善する効果があり、体の不調を改善させるだけの薬ではありません


体の不調にも効くだけではなく、意外と辛い精神症状にも効く、これは女性にとって助かる効果ですよね。


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副作用はどんなもの?


口


命の母の副作用は、命の母A・命の母ホワイト共通で、次のような副作用が現れる可能性があるとされています。



発疹
かゆみ
胃部不快感
食欲不振
吐き気
激しい腹痛を伴う下痢
腹痛

など


このような異常が現れた場合は、すぐに服用を中止して医師や薬剤師に相談しましょう。


「下痢」の症状を訴える方が多い



命の母の副作用は、先ほどご紹介させていただいたような症状なのですが、比較的多いのが「下痢」です。


なぜ下痢が起こるのかというと、その理由は「大黄」にあると考えられます。


命の母Aと命の母ホワイトの両方に配合されている大黄という生薬は、「便秘解消」の効果があります。


そのため、便秘体質の方にとっては便が排出されやすくなって助かるのですが、便秘ではない快便体質の方にとっては、さらに便が排出されやすくなってしまうので、その結果下痢を引き起こす場合があります。



太る成分があるというのは本当?


命の母


命の母には、漢方医学でいう「気」「血」「水」のめぐりを良くする成分が入っていますが、「太る成分」は入っていません。


ですから、「命の母には太る成分がある」というのは全くのウソです。


ではなぜ太ってしまった方がいるのかというと、命の母が「女性ホルモンや自律神経のバランスを整え、体の不調を改善する薬である」という部分に理由があります。


命の母を飲むことによって女性ホルモンや自律神経のバランスが整うようになると、体の不調が改善されて食欲も増します


その結果、体重が増えてしまっていることが考えられます。


つまり、命の母が効果を発揮してくれている証拠が、「体重が増える」という形で表れているということなので、決して悪いことではありません。


極端に体重が増えるようであれば心配ですが、少し体重が増える分には問題ありません


むしろ、現代の女性たちは標準体重よりも痩せ型の方が多いので、命の母を飲み始めてから太ったとしても、それほど気にする必要はないと思います。


副作用を予防するために



「命の母を飲んで体調を崩した」なんてことにならないようにするためには、服用する側ができる限り副作用が起こらないように気をつける必要があります。


副作用を予防するためには、「用法用量をきっちりと守って服用する」ということは当然として、次の項目に当てはまる方は、服用する前に医師や薬剤師、登録販売者に相談してください。



医師の治療を受けている方
妊婦中、もしくは妊娠している可能性がある方
薬などでアレルギー症状を起こしたことがある方
虚弱体質の方
体力が衰えている方
胃腸が弱い方



これらの項目に当てはまる方は、副作用が起こるリスクが高い方です。


ですから、事前にしっかりと相談して、「服用しても良い」という判断が下ってから服用するようにしてください。


辛い時は我慢せずに薬に頼って!



命の母の副作用について、意外と知られていない効果などの知識なども交えてご紹介させていただきました。


結論としては、命の母は薬である以上副作用が現れる可能性はありますが、太る成分は入っていません


自分の体質に合っていれば、更年期障害や月経の諸症状に効果が期待できる良い薬だと思います。


女性特有の諸症状に悩まされるのは辛いですから、辛い時は我慢せずに薬を利用しながら、自分の体と上手に付き合っていきましょう。


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