海辺の岩や岸壁にこびりついている不思議な生き物、フジツボ
ゴツゴツとしていて中心にぽっかりと穴のあいたフジツボがびっしりと集合している光景がどうも苦手という方も多いのでは?
実はこのフジツボ、食べることができるんです!

今回は、知る人ぞ知るフジツボの食べ方をご紹介します。


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実は高級食材!?知られざるフジツボ食文化



東北地方や一部地域でのフジツボは、水産養殖を行っている生産者の方達からは、機材などに張り付いて養殖している海産物の生育を鈍らせ殺してしまうために害のある生き物とされてきました。

しかし、近年では数センチの大きさに成長した大型のフジツボを、高級食材として出荷しているところもあります。
生育に時間がかかることや、群生するために個体の処理に手間がかかることから、1キロ数千円と高値で取引されているのです。
個体が大きく、有名産地のものになると、1万円を越える高価格で取引されることもあるようです。

以外にもこの文化は日本だけではなく、チリやカナダといった海外でもフジツボが食用として流通しています。
あまり馴染みはありませんが、ご当地珍味!というわけではないのです。



フジツボ、その正体は甲殻類


実はフジツボは、蟹やエビと同じ甲殻類の仲間なのです!
岩のような見た目は実は殻で、あの中にしっかりと身が入っているのです。
しかし、甲殻類と言っても蟹やエビに比べればその身は僅かで可食部率はかなり低いです。
そういったこともあり、高値になるのだと思います。

また、一般家庭よりは高級料亭におろされることが多く、そういった要因があるためになかなか知名度が上がらないのかもしれません。


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フジツボおすすめ調理法!


まだまだマイナー食材フジツボですが、おいしい食べ方も勿論あります!
今回はその中から特にオススメの調理法を紹介していきます。


フジツボの塩ゆで
材料
フジツボ お好みの量
水 フジツボがひたるくらい
塩 水に入れてちょっとしょっぱいと感じるくらい

①塩を入れて沸騰させた湯にフジツボを入れる
②10分ほど茹でる
③殻の中から身を取り出す
④好みの味付けで食べる

なんと手順はこれだけなんです!
注意点を挙げるとすれば、フジツボを取り出す時は指でほじくり出しづらいので、ピンセットやニッパーなどで引き抜く方が簡単です。
殻が堅いので怪我をしないように注意して下さいね。
茹で時間で身のしまり方が変わるので、ぜひ好みの茹で時間を見つけて下さい。

ちなみにフジツボの白い身は、甲殻類らしく蟹とエビの中間のような風味です。
見た目とは裏腹にかなり万人受けする味なんですね。
オレンジ色の部分は蟹味噌やうにといった濃厚な味わいがあります。

可食部がかなり小さいので物足りないかもしれませんが、高級食材なのでたまに食べる贅沢なつまみとして捉えた方がいいかもしれません。


他の甲殻類と同じように、浜焼きにしても絶品です。
網にかけて焼く際は、パーンとはじけることがあるのでフジツボの口のところにアルミホイルを被せてくださいね。

プシュッと吹く音がしてくると中が沸騰してきた証拠ですので、そこから2分ほど待ってから中身を取り出して食べて下さい。
殻も中身も熱くなるので、やけどには要注意です。


この2種類の調理法は、日本酒が好きな方にとってもオススメの食べ方です。
食べ終わった殻に日本酒を注ぐと、フジツボの風味やちょうど良い塩味と合わさっておいしくなりますよ。


その他にも、塩抜きや砂抜きに時間がかかりますが、みそ汁などの出汁取りや具材としても使うことができます。
一つ当たりの大きさが小さく個数が増えると高価になるので、とても高級感のあるみそ汁になりますね。

フジツボを使った料理は、どちらかと言うとお酒の進む大人向けの味になります。
調理にも火を使いますしフジツボ自体が固いので、小さなお子様と料理をする際は怪我をしないように気をつけて行って下さい。



おわりに



害のある生き物から高級食材へと一気に格上げされたフジツボ。
まだまだ販売されているものを見る機会は少ないですし、中々気軽に手を出せる価格ではありませんが、味は他の甲殻類とあまり大差がないので、ちょっとグロテスクで怖いけど気になる…という方にもオススメです。

特に日本酒を飲まれる方にはピッタリのつまみになるので、もし手に入る機会があればぜひ一緒に楽しんでみて下さい。

少しずつ生産地域や生産量も増えてきたようなので、いずれ私たちの食生活に深く関わってくる食材の1つになるかもしれませんね。
それまではまだ縁遠い食材ですが、挑戦する価値は大アリなので見かけたらぜひ一度手に取ってみて下さい。


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