近年、健康や美容に良いとして注目されているこの2つの食材。
料理に使うだけでなく、パックなどにも使用できることから美容にも非常に効果的だと言われていますね。

どちらも似たような調理方法や美容方法のため、効能が混同されがちですが、実はこの2つ、効能や気をつけるべき点などが全然違うんです

今回は、ついつい一緒にされがちなこの2つの食材の違いやどう使い分けていけばよいのかお話したいと思います。


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ハチミツ・メープルシロップ その違いって?


製法が違うだけでほとんど似たものだと思われているこの2つの食材は、実は様々な違いがあります。

そもそもこの2つの甘味料は、糖の種類が違うのです。
ハチミツは天然の転化糖、メープルシロップはショ糖という種類に分けられます。
ショ糖はブドウ糖と果糖が混ざり合ったもので、一般的な上白糖などはショ糖に分類されます。
一方転化糖はこのブドウ糖と果糖をそれぞれに分解したもののことを指します。


ハチミツはミツバチが花の蜜を運んで作られたものだということを、勿論皆さんご存知だと思います。
運搬の際に、ミツバチは花の蜜を水分を減らすために唾液で引き延ばすのですが、この唾液に含まれる酵素によってショ糖である花の蜜をブドウ糖糖に分解します。このため、ハチミツは天然の転化糖と呼べるのです。

ハチミツは強い殺菌力があり、健康にも非常によいものではありますが、約5%のハチミツに含まれていると言われているボツリヌス菌という細菌があるため、乳幼児には決して与えてはいけません。

このボツリヌス菌は、活動を休止しているために大人が食べてもきちんと排出されますが、乳幼児には活動を抑える腸内菌叢が備わっていないために乳児ボツリヌス症を引き起こし最悪死に至ります。
1歳未満の乳幼児には絶対に与えないように注意しましょう。

それ以外には特に中毒性は無く、保存期間も長く花の種類や産地によって変わる風味を楽しむことができる万能な甘味料です。


一方のメープルシロップは、カナダ南東部からアメリカ北部にかけて生産されるサトウカエデの樹液を煮詰めたものです。
前述したようにこちらはショ糖で、一般的な砂糖と同じ分類ですがカロリーが低くカリウムやカルシウムといった栄養素がハチミツよりも多く含まれています

中毒症状は無く、100%天然成分のため乳幼児に与えても問題ありません。
しかし、市販されている安価なものは砂糖や添加物が入っており天然のものは高価になっています。
またハチミツとは違い傷みやすく、開栓後はすぐに食べ切らないとかびが生えてしまうため、よく使用する方以外にはコストパフォーマンスが悪いのが欠点です。


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健康や美容にはどちらがいいの?



この2つの成分を比べてみると、ハチミツよりもメープルシロップの方が成分的には優れていると言えます。
カリウムやカルシウムといったミネラルだけでなく、ビタミンや数種類のポリフェノールを含むため、非常に健康にも効果的です。
また、炭水化物が糖に変化するのを抑える効果もあるため、ダイエットにも効果的です。
糖化を防ぐ事によって、老化を抑えるアンチエイジング効果もあります。


では、ハチミツよりも優れているのかというとそういうわけでもありません。
ハチミツは消化が早いため、吸収後すぐにエネルギーとして働きはじめるため疲労回復に非常に効果的です。
殺菌能力が優れているために、風邪をはじめとした様々な病気の予防にもなります。
古来から薬として使用されていたハチミツは、薬やサプリメントに頼り切ること無く健康を手にするためには必要不可欠だと言えます。

どちらも料理や美容に活用されることも多いため、使い分けをしていくのが一番だと言えそうです。
ハチミツ独特の風味が苦手という方はメープルシロップを中心に、逆に風味や花の蜜の違いを楽しみたいといった方はハチミツを中心に摂取していくのが良さそうです。
メープルシロップは傷みやすいため、購入する際は少量から試してみるのが良いのではないでしょうか。


まとめ


栄養効果を考えるとメープルシロップのほうが高いですが、購入のコストや保存期間を考えるとハチミツのほうが圧倒的に良いです。
もちろん、種類やメーカーによってもピンキリですが、市販されているメープルシロップ風のものは添加物が入っており天然のものではないので注意が必要です。

料理などに積極的に使用したい方はメープルシロップを、料理への使用があまりなく定期的な美容パックとして使用したいという方はハチミツの方がコストを抑えるには良いのではないでしょうか。

勿論、どちらもたくさん摂取すれば良いというわけではないので、一日スプーン3〜4杯を目安に適量摂取を心がけて下さいね。
何事もやり過ぎは禁物です。
上手に使い分けて、体の内側も外側も健康的に美しくなりましょう。


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