近年、健康や美容に良いとして注目されている「メープルシロップ」と「ハチミツ」


料理に使うだけでなく、スキンケアにも使用できることから、美容にも非常に効果的だと言われていますよね。


どちらも似たような食品であるため、効能・効果が混同されがちですが、実はこの2つ、効能・効果や注意点などに違いがあるのです


今回は、ついつい一緒にされがちなメープルシロップとハチミツについて、どのような違いがあるのかを調査してきました。


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メープルシロップとハチミツについて





まずは、メープルシロップとハチミツについて、簡単にご紹介したいと思います。


メープルシロップとは?



メープルシロップは、サトウカエデなどの木から採取された樹液から作られる、自然由来の甘味料のことです。


採取された樹液を煮詰めて凝縮させることで、あめ色で独特の香りを持つメープルシロップが完成します。


ちなみにこのメープルシロップは、5つのグレードに分けられます。

カナダでは下記の等級(Grade)に分けられている。シロップの等級は色、風味、糖含量で決定され、琥珀色が薄く風味が繊細なほど高級となる。
Canada No. 1 – エキストラ・ライト(Extra Light)
Canada No. 1 – ライト(Light)
Canada No. 1 – ミディアム(Medium)

以上のNo. 1 等級は、糖分66%以上に煮詰めたものを指し、混ぜ物は全くなく色のみが異なる。
Canada No. 2 – アンバー(Amber)
Canada No. 3 – ダーク(Dark)

No. 2 以下の等級は、一般に加工用やオーブン料理、焼き菓子の照り付け(グレーズ)に使われることが多い[5]。

Wikipedia メープルシロップより引用


ハチミツとは?



ハチミツは、ミツバチが採取した花の蜜から作られる、糖度80%以上の自然由来の甘味料のことです。


ミツバチが採取した花の蜜を巣の中に貯蔵し、その貯蔵したものを人間が使用しています。


一言にハチミツと言っても、



レンゲ花ハチミツ
アカシア花ハチミツ
トチハチミツ
みかん花ハチミツ
コーヒー花ハチミツ
マヌカ花ハチミツ
タイムハチミツ
ローズマリーハチミツ
ラベンダーハチミツ
百花ハチミツ
リンゴ花ハチミツ
栗ハチミツ
そばハチミツ
菩提樹ハチミツ
ナタネハチミツ
クローバーハチミツ



などなど、「どの花から採取された花の蜜なのか」という部分で、何種類にも分けることができます。


メープルシロップとハチミツの違いって?



ほとんど似たものだと思われているこの2つの食材は、実は様々な違いがあります


まずは、タイトルにもある「効能・効果の違い」について解説したいと思います。


メープルシロップとハチミツは含まれている栄養素が違う



メープルシロップとハチミツは、それぞれの食材の効能や効果を左右する「栄養素」が若干違います



【メープルシロップに含まれている栄養素】

100gあたり257kcal
大さじ1杯(21g)あたり54kcal

ショ糖
コリン
ビタミンB2
葉酸
パントテン酸
ビオチン
カルシウム
鉄分
マグネシウム
リン
カリウム
マンガン
ナトリウム
亜鉛

セレン
ヨウ素
クロム
モリブデン
植物性ポリフェノール



【ハチミツに含まれている栄養素】

100gあたり294kcal
大さじ1杯(21g)あたり62kcal

ブドウ糖
果糖
ビタミンB1
ビタミンB2
ナイアシン
葉酸
パントテン酸
ビオチン
ビタミンC
カルシウム
鉄分
マグネシウム
リン
カリウム
ナトリウム
亜鉛
セレン
フッ化物
食物繊維



全体的に見ると、メープルシロップはミネラルを中心に含まれており、ビタミンはあまり含まれていません


一方で、ハチミツのほうはビタミンとミネラルの両方が含まれています


ただ、ビタミンがあまり多く含まれていないメープルシロップは、その分ミネラルの含有量がハチミツよりも圧倒的に多く、ミネラルを効率良く摂取することが可能です。


メープルシロップとハチミツの効能・効果も若干違う



そして、こういった栄養素によって、メープルシロップとハチミツには、以下のような効能・効果が期待できます。



【メープルシロップの効能・効果】

抗糖化作用
抗酸化作用
糖尿病の予防
高血圧の予防
むくみの予防
血糖値の上昇抑制
免疫力アップ
ストレスの緩和
歯や骨の健康維持
美肌



【ハチミツの効能・効果】

殺菌作用
疲労回復
動脈硬化の予防
貧血の予防・改善
風邪の予防
胃腸の調子を整える
二日酔いの予防・改善
喉のケア
脳の活性化
傷の治りを早める
歯の健康維持
目の健康維持
美肌



共通する効能・効果もありますが、殺菌作用・脳の活性化・目の健康維持にまで、非常に幅広く効能・効果を発揮してくれるのはハチミツのほうです。


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効能以外でのメープルシロップとハチミツの違い





糖の種類が違う



メープルシロップとハチミツは、糖の種類が違います


メープルシロップは「ショ糖」という種類であるのに対し、ハチミツは天然の転化糖という種類に分類されます。


ショ糖はブドウ糖と果糖が混ざり合ったもので、一般的な上白糖などはショ糖に分類されます。


一方で転化糖は、このブドウ糖と果糖をそれぞれに分解したもののことを指します。


運搬の際に、ミツバチは花の蜜を水分を減らすために唾液で引き延ばすのですが、この唾液に含まれる酵素によってショ糖である花の蜜をブドウ糖果糖に分解します。


このため、ハチミツは天然の転化糖と呼ばれているのです。


一方のメープルシロップは、サトウカエデの樹液を煮詰めたもの。


前述したようにこちらはショ糖で、一般的な砂糖と同じ分類ですが、カロリーが低いのが特徴です。


乳幼児が食べられるかどうかが違う



ハチミツは強い殺菌力があり、健康にも非常によいものではありますが、約5%のハチミツに含まれていると言われているボツリヌス菌という細菌があるため、乳幼児には決して与えてはいけません。


このボツリヌス菌は活動を休止しているため、大人が食べてもきちんと排出されますが、1歳未満の乳幼児には、そのボツリヌス菌の活動を抑える腸内菌叢が備わっていないために、「乳児ボツリヌス症」を引き起こし最悪死に至ります。


ですから、ハチミツは1歳未満の乳幼児には絶対に与えないように気を付けなければなりません。


一方で、メープルシロップはハチミツとは違い、「少量であれば、離乳食初期の生後5~6ヶ月から与えても問題はない」とされているため、乳幼児が食べても問題はありません


長期保存が可能かどうかが違う



ハチミツは殺菌作用を持っているため、長期保存が可能な甘味料ですが、メープルシロップは長期保存が効きません


というのも、メープルシロップは傷みやすく、すぐに食べきってしまわないとカビが生えて食べられなくなってしまうからです。


メープルシロップを使用する場合は、開封したら早めに使い切ってしまうように気を付けましょう。


まとめ



今回は、メープルシロップとハチミツについて、どのような違いがあるのかを調査した結果についてご紹介させていただきました。


メープルシロップとハチミツは似ていますが、「メープルシロップはサトウカエデの樹液から作られるもので、ハチミツはミツバチが採取した花の蜜から作られるもの」という、根本的な違いがあります。


また、含まれている栄養素や効能・効果、保存性にも違いがあります


とはいえ、どちらも砂糖の代わりに使用することができる甘味料ですし、様々な効能・効果が期待できるものでもあるので、気になった方は食生活に取り入れてみることをオススメします。


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