手軽に摂取できて、健康への高い効果、使い勝手の良さなどから長く人気を保ってきた食品であるハチミツ

様々なメリットが語られ、日本でも多様な花蜜からつくられたハチミツが売られるようになり、スーパーでも気軽に手に入る時代になりました。

最近ではマヌカハニーと呼ばれるハチミツが話題になっており、有効性・危険性ともに議論がなされているようです。

今回は、そのマヌカハニーについて、噂されている危険性は事実なのか調査してみました。

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・マヌカハニーとは


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マヌカと呼ばれるニュージーランド固有の樹種の蜜からつくられたハチミツです。
ニュージーランドの原住民の間では「復活の木」とも呼ばれ重用されていた木のようですね。

そんな特別な木から採れるマヌカハニーは他のハチミツに比べて高い栄養価があると言われているようです。

さらに、特徴として他のハチミツより濃厚でどろっとしており、色味も濃いようですね。
ついでにお値段も高めだとか(笑)

一般的なハチミツはアカシアやトチといった良く知られた木や、レンゲ、様々な花の蜜が混ざった百花蜜、などから作られたハチミツが多いです。
気軽に手に入るのもそうした蜜のハチミツが多いでしょう。

ニュージーランド固有の樹種からとれるというマヌカハニーは、当然輸入ものしかなく、日本では量も限られる貴重品でしょうから、値段が高くなるのは当たり前のことかもしれませんね。

・噂されている危険性とは


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では、優れた効果があり、貴重であるというマヌカハニー。
そのマヌカハニーについて、噂されている危険性とはなんなのでしょうか。

こちらで調べたところ、主に語られているのは、マヌカハニーに含まれる「メチオグリオキサール」という物質の危険性のようです。

メチオグリオキサールの細かい説明は置いておいて、それがどういう影響があるのかというと、「発がん性がある」とか。
発がん性というと穏やかではありません。文字通り、摂取するとガンが発生する可能性のある物質ということですから、事実であれば食べるべきではない食品ということになります。
調べたところ、主にマヌカハニーで語られている危険性はこのメチログリオキサールのことだけのようですね。

しかし、どんなハチミツにも言えることですが、他にも注意するべき危険性として、12ヶ月齢未満の乳児の摂取は、ボツリヌス症という症状を引き起こす可能性があるので、摂取しない、させないという注意があるようです。

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・メチオグリオキサールは本当に危険なのか?


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では、発がん性物質として危険視されているメチオグリオキサールは本当に危険なのか?と言う点について。

そもそもこのメチオグリオキサールがマヌカハニー界隈で危険視されるようになったのは、東北大学大学院医学系研究科の小川晋准教授らのグループによって2010年に専門誌Hypertensionの電子版に掲載された研究論文が発端のようです。

その論文内で血中メチオグリオキサールについての記述があり、そこからマヌカハニーに含まれるメチオグリオキサールに関しても「危険なのではないか」「発がん性があるのではないか」という不安が生まれ、マヌカハニー=危険という噂になったものと思われます。

では、実際どうなのかと言いますと、マヌカハニー関連のある企業が実際に小川教授に電話でインタビューし、真相を尋ねたところ、噂について小川晋准教授は
【そのような発表は全くしたことがなく事実無根である】
と回答されているようです。

つまり、噂されている「マヌカハニーに含まれるメチオグリオキサールは発がん性があり、マヌカハニーの摂取は危険である」というのは、「おそらく事実ではない」ということになります。
おそらく、としたのは、断定できるほどマヌカハニーに関する情報は多くなかったからです。
何事もそうですが、確実、100%というものはよほどないことですので、このように表記させていただきます。

・じゃあ、マヌカハニーは安全ですばらしい食品?




噂されている危険性はおそらく事実ではないということが分かったところで、ではマヌカハニーは安全で、健康効果の高い奇跡の食品なのか?という点について。

こちらの見解としては、NOです。
というのも、あらゆる食品や物は、一面だけをとらえて安全、安全でない、とは言えないからです。

ハチミツ、マヌカハニーについて言えば、先ほども書いたように、12ヶ月齢未満の乳児の摂取は危険です。
さらに、マヌカハニーの「偽者」も存在します。

そもそもハチミツという食品自体、様々なまがい物が販売されています。
その中で、ニュージーランドでしか生産されない貴重なマヌカハニーが、急にこれほど気軽に手に入るようになったという点がまず怪しいと言えます。

食べ物は急激に増産することはできません
確かなものは、何年もかけて少しずつ増やすことでしか、増産することは出来ません。

世界中で消費されているマヌカハニーは、その消費量が生産量を上回っているという報告もあります。
もしもマヌカハニー生産量より消費量が多いのであれば、確実に偽者が出回っていることになります。

そうした商品を手にしてしまうと、おそらくマヌカハニーとはまったく別物ですから、ここで取り上げた危険性やマヌカハニーとしての効果もないばかりか、まったく別の危険性などが出てくる可能性もあります。
マヌカハニーを手にするなら、必ずその出所などを確かめて購入する必要があると言えます。

・では、どうするべきか


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噂されている危険性はおそらくないものの、中には偽者もあるというマヌカハニー。
では、どうすれば良いのか。
結局マヌカハニーは食べないほうが良いのか。

私としては、「正規のマヌカハニーであれば、適量食べるのは問題ない」と言えると思います。

どんな食べ物でもそうですが、栄養価や健康への効果ばかりを追い求めて多量に摂取するのは良くないです。
食べ物は栄養をとるためのものではありませんから、栄養ばかりに目が行ってしまうと、本来適量食べているだけなら問題の無い食べ物でも、影響が出てしまったりします

キチンとしたマヌカハニーをパンに塗ったり砂糖の代わりに使ったりして食べ、それだけでなくその他の食べ物もしっかり食べること。
そうすることによって、マヌカハニーの効果というのも出てくるのではと思います。

ただマヌカハニーはすばらしいんだ!と飛びつくと、偽者を食べているのに健康になった気がする・・・という悲しい結果になってしまいかねません。
購入する際は、信頼できる企業の製品を買いましょう。

また、ハチミツは周辺で蜜源に農薬や化学物質を撒いていないか、工場などがないか、など、厳しくチェックされた製品を買うと良いでしょう。
ハチミツ自体は身体に良くても、それに含まれる農薬や化学物質が身体に悪影響を及ぼしていたら、何の意味もありません。

そうした製品は普通のマヌカハニーより値段も上がるかもしれませんが、本当に安全ですばらしいものを手に入れたいのであれば、そうした所まで目を向けると良いと思います。

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