ここ数年で、「熱中症対策や胃腸炎にかかった時に良い飲み物」として幅広く普及している「os1」


実はこのos1、「二日酔いに効く」ということで、インターネット上で話題になっています。


そこで今回は、os1の成分などの基礎知識から、二日酔いにも効くという驚きの効果について解説します。


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「二日酔いに効く」と噂の「os1」とは?



オーエスワン

os1とは、大塚製薬が製造・販売している「経口補水液」のことです。


大量の汗をかいた時や、下痢や嘔吐を繰り返している時というのは、体から水分が奪われている「脱水」の状態です。


この時、体からは水分だけではなく「電解質(塩素・ナトリウム・カリウム)」も奪われているため、水分を補うだけではなく、電解質も補ってあげなければ「水中毒」になる恐れがあります。


os1には、他のスポーツドリンクよりも多めの電解質と糖質がバランスよく含まれており体に吸収されやすい状態になっています。


そのため、脱水状態にある時や脱水状態を予防するための飲み物として、熱中症の恐れがある「夏」や、感染性胃腸炎やインフルエンザなどが流行する「冬」を中心に重宝されています。


os1に含まれている栄養成分



os1には、次のような栄養成分が含まれています。


※100ml当たりの栄養成分


●エネルギー:10kcal ●タンパク質・脂質:0g ●炭水化物:2.5g ●食塩相当量:0.292g(ナトリウム:115mg) ●カリウム:78mg ●マグネシウム:2.4mg ●リン:6.2mg ●ブドウ糖:1.8g ●塩素:177mg


※「大塚製薬(https://www.otsuka.co.jp/product/os1/)」より引用


ちなみに、ドリンクタイプのos1は、500ml入りと280ml入りの2種類があります。


二日酔いにos1が効く理由は?



ではなぜ、このos1が「二日酔いに効く」と言われているのかというと、二日酔いの症状は「脱水症状」によって引き起こされているものだからです。


脱水症状とは別の理由で二日酔いの症状が引き起こされていることもありますが、脱水症状によって引き起こされている症状のほうが圧倒的に多いので、アルコールによって失われた水分を補給することで、二日酔いの症状の大半に対応することができるのです。


また、二日酔いの時というのは、胃腸が弱っていて働きが低下している状態でもあり、ただ水分を補給しただけでは吸収されにくい状態になっています。


ですが、os1は吸収されやすいように作られているので、「弱った胃腸でも水分と電解質が吸収しやすい」というメリットもあります。


3つの原因が脱水症状を引き起こす



外で騒ぐ酔っぱらいのイラスト

先ほどお話しさせていただいたとおり、二日酔いの症状の多くは脱水症状によるもの


ただ、その脱水症状の原因が「1つ」ではなく、「3つ」もの原因が脱水症状を引き起こすことがわかっています。


①発汗作用



アルコールは肝臓で分解されますが、分解される過程の中で有害物質の「アセトアルデヒド」という物質が生成されます。


このアセトアルデヒドには血管を拡張する作用があり、アセトアルデヒドによって拡張された血管は血行が促進されます。


血行が促進されると、今度は体温が上がってきます


この上がった体温を下げるために汗をかくので、体から水分が奪われます


②利尿作用



私たちの体の中では、尿の量をコントロールする「抗利尿ホルモン」というホルモンが分泌されています。


しかし、アルコールが体内に摂り込まれ、分解される過程で「アセトアルデヒド」が生成されると、「アセトアルデヒドを早く体の外に出さなければ!」という意味で、この抗利尿ホルモンの働きが抑制されてしまいます。


つまり、尿の量がコントロールできなくなります


そのため、尿を溜めておくことができなくなり、排尿によって水分が奪われます


①アルコール分解



先ほど「アルコールは肝臓で分解される」という話をしましたが、肝臓でアルコールが分解されると、最終的には「二酸化炭素」と「水」になります。


つまり、アルコールを肝臓で分解した後に体の水分が奪われるので、脱水症状が起こりやすくなります。


アルコールによって失われる水分の量



皆さんは、アルコールによってどれくらいの水分が体から失われるのか、ご存知ですか?


50gのアルコールを摂取した場合に失われる水分は、なんと600~1000ml


この「アルコール50g」というのは、500ml入りの缶ビールでは2本分(合計1,000ml)焼酎のロックでは180mlに含まれている量です。


つまり、缶ビールだと飲んだ分と同じくらいの量の水分が失われる計算になり、焼酎のロックだと180ml飲んだだけで、飲んだ分の3倍から5倍に相当する量の水分が失われる計算になります。


アルコール度数が高ければ高いほど少量の飲酒でも失われる水分の量が多くなってしまうので、より脱水症状を引き起こしやすいといえます。


こうした理由からも、「アルコールで水分補給をする」という行為は無意味であり、むしろ危険と言わざるを得ません。


※実はビールも危険



先ほどの内容からだと、「ビールは焼酎のロックと比べればマシなのではないか」と思われるかもしれませんが、実はビールにも落とし穴があります。


ビールには、体内の不要な水分を排出するのに欠かせない「カリウム」というミネラルが多く含まれています。


このカリウムには「利尿作用」があり、カリウムの量が多いと体内から水分が奪われてしまいやすくなるので、ビールも要注意なのです。


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脱水症状が引き起こす二日酔いの症状



頭が痛い女性

お酒を飲んだことによる脱水症状が引き起こす二日酔いの症状には、次のような症状があります。



・頭痛
・吐き気
・脱力感
・疲労感
・喉の渇き



別の原因で起こる二日酔いの症状



脱水症状とは別の原因で起こる二日酔いの症状には、次のような症状があります。



【アセトアルデヒド】吐き気・嘔吐・頭痛
【低血糖症】頭痛・脱力感・疲労感・吐き気・筋肉痛
【胃酸過多】胃痛・胸焼け・胃酸の逆流
【胃の働きの低下】吐き気
【血管拡張】頭痛


os1の飲み方



os1の飲み方としては、1日の摂取目安量は成人で「500~1000ml」とされています。


500ml入りのものだと1日2本程度まで、280ml入りのものだと1日3本と1本の半分程度です。


ただ、高血圧・腎臓病・糖尿病といった持病があり、電解質の摂取に制限がある方や、脱水状態に陥っていない方が飲んでしまうと、電解質の過剰摂取になる恐れがあります。


脱水状態に陥っていない、または下痢・嘔吐・大量の発汗といった状態にない方はなるべく飲まないように、そして電解質の摂取に制限がある方は主治医に相談しましょう。


os1はドラッグストアか薬局で!



os1は病者用食品なので、基本的にはスーパーやコンビニで取り扱っていることはあまりありません


購入するとしたら、ドラッグストアか薬局での購入になります。


現在では、ほとんどのドラッグストアや薬局で取り扱っているはずですから、購入する場合はドラッグストアや薬局へ行きましょう


また、通販サイトでも購入することができます。


二日酔いになってから慌てて買いに行くのは辛いと思うので、お酒を飲む前に買い置きしておくと良いと思います。


お酒が飲む機会が多い方は常備しよう!



今回は、os1の成分などの基礎知識や、二日酔いにも効くという驚きの効果について解説させていただきました。


お話させていただいた通り、二日酔いは脱水症状によって引き起こされている症状が多いので、水分と電解質が補給ができるos1を飲むことで、二日酔いの症状に効果を発揮してくれます。


お酒が飲む機会が多い方は、ぜひ冷蔵庫にos1を常備しておくようにしましょう。


熱中症対策や感染症に感染してしまった時にも良い飲み物なので、常備しておいて損はないと思います。


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