ダイエットに取り組む方や糖尿病を患っている方の間で、「砂糖の代わりになる甘味料」として注目を浴びている「ラカント」


砂糖と置き換えることで、甘さはそのままで糖質の摂取を抑えることができるので重宝されているのですが、その一方で安全性や危険性を指摘する声も少なからずあります。


中には「糖尿病のリスクがある」という声も。


糖尿病の方にも重宝されているはずなのに、なぜこのような声が聞かれるのでしょうか。


そこで今回は、ラカントの安全性と危険性についてまとめてみました。


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そもそも「ラカント」とは?



ラカント


ラカントは、「サラヤ株式会社」で製造・販売を行っている、植物由来の成分のみで作られた甘味料のことです。


ウリ科の植物「羅漢果(ラカンカ)」のエキスと、トウモロコシ・ジャガイモ・サツマイモなどに含まれるデンプン由来のブドウ糖を発酵する際にできる「エリスリトール」という天然甘味料の2つのみで作られている、安全性の高い甘味料でもあります。


その上ノンカロリーで糖質ゼロ甘さも砂糖と同じくらいなので、重量換算することなく砂糖の代わりとして使用することができます。


ラカントシリーズの商品



ラカントには、ラカントを調味料として使用した商品を含めて、次のようなシリーズ商品があります。



◇ラカントS (顆粒・液状・固形)
◇ラカント ホワイト
◇ラカント カロリーゼロ飴
(ヨーグルト味・パイナップル味・ハーブミント味・ブルーベリー味・いちごミルク味・ミルク珈琲味・深み抹茶味・薫り紅茶味)
◇ラカント カシスジャム
◇ラカント オレンジマーマレードジャム
◇ラカント ブルーベリージャム
◇ラカント梅酒 梅野古道
◇ラカント ぜんざい
◇ラカント すき焼のたれ
◇ラカント すし酢
◇ラカント 野菜カレー
◇ラカント きのこカレー
◇ラカント キーマカレー




糖質の制限が必要な方にオススメ



ラカントは植物由来の甘味料で血糖値に影響を及ぼさないので、「糖質制限ダイエット」をしている方や肥満体質の方、「糖尿病」を抱えている方でも大丈夫


次のような研究結果も出ています。

サラヤ株式会社が滋賀医科大学と共同で行った研究によると、「ラカント」は摂取した90%以上が吸収されずに体外に排出されてしまうため、血糖値に影響を及ぼさないとの結果が報告されています。
さらに、インスリンの分泌にも影響せず、虫歯の原因にもなりにくいとのこと。そのため、糖尿病患者さんの食事における砂糖の代わりとなったり、糖尿病の予防効果があると期待を集めているのです。


※「糖尿病の食事.com(http://糖尿病の食事.com/)」より引用


砂糖をラカントに置き換えれば良いので、「砂糖が入っているから…」なんて理由で甘いものを我慢したり、調味料に砂糖を入れないようにしたりする必要はありません


「糖尿病のリスクがある」って本当?



頭を抱えて見上げる女性

前述している通り、ラカントは「糖尿病」の患者さんの食事にも使うことができる甘味料です。


実際にラカントは、国際糖尿病連合(IDF)が推進する「ブルーサークル運動」にも協賛しています。


ところがその一方で、「糖尿病のリスクがある」といった安全性を問う意見や、危険性を指摘する意見もあります。


この意見にはちゃんとした根拠があります。


糖尿病とは?



ラカントの糖尿病のリスクについてお話しする前に、ここからのお話を分かりやすくするために、まずは簡単に「糖尿病とはどのような病気なのか」ということについて解説します。


糖尿病とは、「インスリンが分泌されない」もしくは「インスリンの分泌量が少ない」といった状態が招く病気のことです。


インスリンは血糖値を下げる働きをしているホルモンです。


通常であれば、ブドウ糖(糖質)が摂り込まれて血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌されて血糖値が下げられます。


ところが、インスリンが分泌されなかったり分泌量が少なかったりすると、血糖値を下げることができず「高血糖」の状態になります。


インスリンが分泌されない、インスリンの分泌量が少ないといった状態は、その人が持つ体質によって引き起こされる場合もあれば、肥満や過食などによって血糖値の急上昇が繰り返されることで、インスリンを分泌する膵臓が働きすぎて弱ったために引き起こされる場合もあります。


その結果、糖尿病を発症します


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「糖尿病のリスクがある」と言われている理由



ロールケーキ

なぜ「ラカントに糖尿病のリスクがある」と言われているのかというと、ラカントのような 「血糖値を上げない」という甘味料であっても、インスリンが分泌されることがあるからです。


ラカントで甘みをつけた食べ物を摂取していると、徐々に体質が変化し、膵臓が甘味料にも反応するようになる場合があるそうです。


甘味料に反応した膵臓は、インスリンを分泌します。


つまり、体が砂糖を摂った時と同じ反応をするようになってしまうため、ラカントでもインスリンが分泌されてしまうのです。


ラカントを過剰に摂取しなければ大丈夫だと思いますが、過剰に摂取した場合は、その分インスリンの分泌量も増加します。


これが繰り返されると、膵臓はインスリンの分泌量の増加を繰り返すことになり、結果的には疲れて弱るので、インスリンの分泌量が減ったり、一切分泌されなくなったりする恐れがあります。


こうした体質の変化によって、糖尿病のリスクがあると言われているのです。


他にもこんなリスクが…



砂糖をラカントに置き換えることで、舌が甘みに慣れてしまい、その結果肥満になる恐れがあります。


甘いものには依存性があり、ラカントを使用した甘いものを「ノンカロリーだから」などと安心しきって日常的に食べてしまうと、舌が甘いものに慣れてしまい、甘いものへの依存度が高まります


例えば、「コーヒーはブラック派」という方が日常的に砂糖を入れたコーヒーを飲むようになると、次第に砂糖入りのコーヒーに慣れてきます


慣れてくると今度は「甘さが足りないなぁ」といって砂糖を追加するようになり、あっという間に甘いものに依存するようになってしまいます。


また、甘いものへの依存度が高まることで、余計に甘いものを欲するようになるので、その結果太りやすくなります。


ラカントの場合は植物由来の甘味料なので、他の人工甘味料と比べると依存性は高くないとされています。


ただ、ラカントであっても、多少なりとも甘いものに慣れて依存する可能性はあると思うので、無視はできません


他の糖質もカットするともっと大変!



砂糖をラカントに置き換えて糖質の摂取を抑える以外にも、糖質を多く含む炭水化物までをもカットしてしまうと、もっと大変なことになります。


糖質というのは、体の中でエネルギーを作り出したり、脳を働かせたりするのに欠かせないもの


その糖質をすべてカットしてしまえば、



◇脳の働きが鈍くなって、集中力や記憶力に影響が出る
◇筋肉量が減って疲れやすくなったり、体型が崩れたりする
◇飢餓状態に陥り、脂肪を溜め込みやすくなる(太りやすい体質に変化する)


といった問題が発生します。


これでは日常生活にも様々な支障が出ますし、健康にも美容にもよくありません


砂糖をラカントに置き換える程度の糖質カットであれば大丈夫かと思いますが、他の糖質も制限する場合はリスクを伴うので、気をつけてください。


危険性があることも念頭に置いて使おう!



ラカントの安全性と危険性について解説させていただきましたが、いかがでしたか?


植物由来の成分のみを使用した甘味料なので、数ある砂糖の代わりとなる甘味料の中でも安全性が高いのは事実


ただ、その一方ではご紹介させていただいたような危険性も潜んでいるので、危険性があることも念頭に置いてから使うようにする必要があると思います。


砂糖の代わりとなるラカント、正しく食事に取り入れるようにしましょう。


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