「牛乳石鹸で洗髪する」というヘアケアが注目されています。


注目されているということは、もちろん効果的な方法であることは間違いないのですが、中には「抜け毛の原因になる」という意見もあります。


髪や頭皮に良いことをしようとして、牛乳石鹸で洗髪するようにしたにも関わらず抜け毛が増えてしまうとなると「あれ?ちょっと待てよ」ということになると思います。


果たして牛乳石鹸を使っての洗髪は、本当に効果的なのでしょうか?


それともヤバイのでしょうか?


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「牛乳石鹸」とは?



牛乳石鹸

まずは簡単に、牛乳石鹸について解説します。


牛乳石鹸は、1909年に創業された「牛乳石鹸共進社(創業当時は「共進舎石鹸製造所」)」で製造・販売を行っている石鹸のことを言います。


赤いパッケージの「赤箱」、青いパッケージの「青箱」があり、どちらもロングセラーを記録している商品です。



【赤箱の特徴】

◇うるおい成分「スクワラン」配合
◇しっとりとした洗い上がり
◇クリーミーな泡立ち
◇ローズの香り



【青箱の特徴】

◇さっぱりとした洗い上がり
◇ソフトな泡立ち
◇ジャスミンの香り



「牛乳石鹸による洗髪」は人によって感想が違う



「牛乳石鹸での洗髪が効果的」と聞いて実際に試してみた方の感想を見てみると、「良かった」「良くなかった」といった感じで、感想が違うようです


また、牛乳石鹸での洗髪を推奨しているサイトもあれば、推奨していないサイトもあり、メリットとデメリットの程度が同等である印象も受けました。


ここからは、牛乳石鹸による洗髪を「効果的」とされている理由と、逆に「効果的ではない」とされている理由、それぞれについて解説していきます。


牛乳石鹸での洗髪を「効果的」としている理由



まずは先に、「効果的」とされている理由についてご紹介します。


頭皮に優しいから



牛乳石鹸には余計なものが入っていないため、「頭皮に優しい」と言われています。


洗顔にもオススメされているものですから、顔と皮ひとつでつながっている頭皮にも優しいことは一目瞭然です。


そのため、「頭皮に余計な刺激を与えることなく洗髪できる」という意味で効果的とされているようです。


ちなみに、赤箱・青箱それぞれの牛乳石鹸に使われている材料は以下の通りです。



【赤箱】

石ケン素地(牛脂・ヤシ油・カセイソーダ・食塩)
香料
乳脂(牛乳・ミルク成分)
スクワラン

ステアリン酸
酸化チタン
EDTA-4Na




【青箱】

石ケン素地 (牛脂・ヤシ油・カセイソーダ・食塩)
香料
乳脂(牛乳・ミルク成分)

ステアリン酸
酸化チタン
EDTA-4Na



汚れがしっかり落ちるから



牛乳石鹸は洗浄力が強いため、気になる頭皮の汚れをしっかりと落とすことができます


頭皮の毛穴に汚れが詰まると炎症が起こり、その炎症によって抜け毛が進行する場合があるので、牛乳石鹸で洗髪することで、頭皮を清潔に保つことができます


抜け毛が減るから



「頭皮に優しい」「汚れがしっかり落ちる」という過程を経て、抜け毛に効果的とされています。


実際に抜け毛に悩んでいた方が牛乳石鹸を使って洗髪するようにしたところ、抜け毛の量が減っていったのだとか


また、「髪の毛1本1本が強くなって抜けにくくなった」という方もいるようで、抜け毛が減る効果が期待できるようです。


牛乳石鹸での洗髪を「効果的ではない」としている理由



腕を組んでにらみつける日本人女性

続いては、「効果的ではない」とされている理由についてご紹介します。


洗浄力が強すぎる



洗浄力が強いと、洗髪した後はさっぱりして気持ちが良いのですが、その分頭皮の皮脂まで必要以上に落としてしまっている可能性があります。


確かに皮脂の分泌量が増えると、毛穴に詰まって抜け毛の原因になることもあるのですが、適度な皮脂は頭皮を守るために必要不可欠なものです。


そのため、皮脂を必要以上に落としてしまうと、「皮脂の分泌量を増やさなければ」という働きが起こり皮脂の分泌量が増えて余計に毛穴が詰まる悪循環に。


これでは抜け毛予防どころか、抜け毛が増える可能性があります。


石鹸カスが残ってしまう



牛乳石鹸で洗髪をすると、頭皮や髪の毛に石鹸カスが残りやすいです。


この石鹸カスが毛穴に詰まると、先ほどお話ししたように抜け毛が増える原因になります。


洗髪した後に「中和」をすれば石鹸カスを落とすことができますが、中和をしなければ毛穴に詰まる可能性が高いです。


※中和に関しては、この後詳しくご紹介します。


髪の毛がきしむ



髪の毛は「ケラチンタンパク質」でできており、ケラチンタンパク質には「アルカリ性のものに触れると腐敗や膨張が起こる」という性質があります。


残念ながら、牛乳石鹸はアルカリ性です。


そのため、牛乳石鹸で洗髪するとキューティクルが開いてしまい、髪の毛がきしみます


そして開いたキューティクルから水分や栄養も流出し、不健康な髪の毛になってしまいます。


この状態も、中和によって食い止めることができますが、中和を忘れてしまうと、髪の毛の傷みが一気に進行する恐れがあります。


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メーカー側の見解は?



「効果的としている意見」と「効果的ではないとしている意見」の両方があると、「メーカー側の見解はどうなのか」ということが気になるはず。


牛乳石鹸を製造・販売している牛乳石鹸共進社の公式サイト(http://www.cow-soap.co.jp/web/)では、「石鹸で頭を洗っても良いのですか。」という質問に対し、次のように答えています


洗髪には、シャンプーのご使用をお勧め致します。
石鹸で洗髪すると、毛髪の表面に石鹸カス(金属石鹸)が残るため、すすぎ時に強くきしみ、毛髪を傷めることがあります。
また、感触や光沢を損ない、くしの通りも悪くなります。



見ての通り、牛乳石鹸での洗髪はオススメできないようです。


効果的としている意見と、実際に「効果があった」という感想も確かにあるので、牛乳石鹸での洗髪が一概に「悪い」とは言えません


ただ、メーカー側の見解としては「効果的ではない」という見解なので、試してみたいというのであれば、自己責任で試すことになります


牛乳石鹸で洗髪する方法



手の上のシャンプーの泡

牛乳石鹸の効果を期待したい方に向けて、牛乳石鹸で洗髪する方法をご紹介します。


ここからは自己責任で行ってください。



①髪の毛をブラッシングして、もつれや絡みを解かしておきます。
②お湯だけで髪の毛を洗います。
③泡立てネットなどを使って、牛乳石鹸を泡立てます。
④泡立てた牛乳石鹸で、頭皮をマッサージしながら優しく洗います。
⑤すすぎ残しがないように、しっかりとすすぎましょう。



牛乳石鹸で洗髪した後にやるべきこと



牛乳石鹸を使った洗髪をした後は、「中和」が必要です。


前述している通り、牛乳石鹸で洗髪をすると髪の毛がきしみやすくなります


このきしみは、アルカリ性の石鹸カスによって、ケラチンタンパク質である髪の毛のキューティクルが開いている状態を表しているもの。


キューティクルが開いた状態だと髪の毛から水分や栄養が流出してしまい、その結果抜け毛に繋がる可能性もあるので、石鹸カスを落とすために中和をして、石鹸カスが落ちやすい状態を作ってあげなければなりません。


石鹸カスの中和に必要なのは「クエン酸」か「酢」です。



【中和のやり方】

①洗面器にお湯を溜める
②溜めたお湯にクエン酸の粉末を小さじ1杯分、もしくは酢を大さじ2杯分入れてかき混ぜる
③髪の毛全体を浸して洗い流す



デメリットを念頭に置き、試す場合は自己責任で!



牛乳石鹸を使っての洗髪が本当に効果的なのか、はたまた抜け毛の原因になってヤバイのか、ということについて解説させていただきました。


牛乳石鹸での洗髪が効果的であることも、抜け毛の原因になることも、両方とも事実です。


ですから、牛乳石鹸で洗髪する場合は、「抜け毛の原因なる可能性がある」というデメリットのほうも念頭に置いた上で行う必要があります


是非、参考になさって下さい。


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