「自律神経の乱れ」という言葉を頻繁に見聞きすることが多い現代。


そんな自律神経を整えるのに効果的なものとして、「養命酒」の名前を挙げる方がいるそうです。


果たして養命酒は、本当に自律神経を整えるのに効果的なのでしょうか?


自律神経を構成する「交感神経」「副交感神経」についても、併せて解説します。


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自律神経を整えるのに「養命酒」が効果的?



頭にクエスチョンマークを浮かべた人のイラスト(女性)

昔から薬用酒として日本人に親しまれている「養命酒」


もうおなじみですよね。


14種類の生薬が溶け込んだ第2類医薬品の薬用酒で、体質そのものを改善することで体の調子を整えることができるとされているものです。


この養命酒には、「自律神経を整えるのに効果的」という噂があります。


この噂の真相はどうなのかというと、「事実」です。


養命酒には、



①胃腸虚弱
②食欲不振
③血色不良
④冷え症
⑤肉体疲労
⑥虚弱体質
⑦病中病後



といったそれぞれの場合に対する滋養強壮の効果があるのですが、この7つのうちの「冷え症」と自律神経との間に強い関わりがあります。


ここから詳しくご紹介していきますね。


そもそも「自律神経」とは?



見聞きすることも多い「自律神経」という言葉。


そもそも自律神経とはどのようなものなのかというと、脊椎動物が持っている2種類の「末梢神経」のうちの1つで(もう片方は「体性神経」)、自分の意思とは関係なく、無意識のうちに働いている神経のことを言います。


例えば、



呼吸をする
食べ物を消化・吸収する
血液を流す
細菌やウイルスが侵入してもすぐには病気にならない
「暑い」と感じた時に汗をかく
「寒い」と感じた時に体が震える



といった体の働きや反応は全て、私たちの意思に関係なく、自律神経が勝手にコントロールしています。


そして、「運動した時や緊張している時の脈拍が速くなる」「睡眠中の脈拍が遅くなる」といった働きの強弱(促進・抑制)をコントロールしているのも自律神経です。


私たちは、自律神経が働いているからこそ生きているわけです。


自律神経は2つに分けられる



体の働きや反応をコントロールしている自律神経ですが、さらに「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けることができます。


「交感神経」とは?



交感神経とは、「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」という神経伝達物質によって、興奮状態に導かれる自律神経のことを言います。


体が活動モードに入っている時に働くため、主に日中の活動している時間帯に優位になって働いています


具体的には、



仕事をしている
家事や育児をしている
スポーツをしている
緊張している
ストレスを感じている
勉強に打ち込んでいる



といった状態の時に優位になって働いているのが交感神経です。


交感神経が優位になると、



瞳孔が大きく開く(瞳孔散大)
血管が収縮する
心拍数が増える
血圧が上がる
体温が上がる
気管支が拡張する
筋肉が硬くなる


といった変化が体に現れます。


「副交感神経」とは?



副交感神経とは、「アセチルコリン」という神経伝達物質によって、リラックスした状態に導かれる自律神経のことを言います。


腹腔交感神経の場合は、体が休息モードに入っている時に働くため、主に夜間のリラックスしている時間帯に優位になって働いています


具体的には、



眠っている
休息している
食事をしている
リラックスしている
お風呂に入っている


といった状態の時に優位になって働いているのが、副交感神経です。


副交感神経が優位になると、



瞳孔が縮小する
血管が拡張する
心拍数が減る
血圧が下がる
体温が下がる
気管支が収縮する
筋肉がゆるむ
眠くなる


といった変化が体に現れます。


「どちらか片方のみが働いている」ということはない



自律神経は、「交感神経のみが働いている」ということもなければ、「副交感神経のみが働いている」ということもありません


例えば、自律神経の働きの割合が「交感神経が8割で副交感神経が2割」の時もあれば、逆に「交感神経が2割で副交感神経が8割」の時もあります。


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自律神経のバランスが乱れると…?



胸が苦しい外国人女性

この自律神経、前述している通り交感神経は主に日中副交感神経は主に夜間に働く神経です。


このそれぞれの自律神経が、優位になって働くベき時に働いている状態が「自律神経のバランスが整っている」という状態です。


その一方で、例えば



交感神経が優位になって働くべき時に、副交感神経のほうが優位になって働いている
副交感神経が優位になって働くべき時に、交感神経のほうが優位になって働いている



といった、それぞれの自律神経が「優位になって働くべきではない時」に優位になって働いてしまっている状態が、「自律神経のバランスが乱れている」という状態を表します。


自律神経のバランスが乱れると、次のような症状が現れ始めます。



【体に現れる症状】

疲労感
倦怠感
めまい
頭痛
動悸
息切れ
不眠
腹痛
便秘
下痢
吐き気
嘔吐
食欲不振
微熱
耳鳴り
頻尿
体の冷え
喉が苦しい
胸が苦しい



【心に現れる症状】


やる気が出ない
集中力低下
記憶力低下
不安感に襲われる
悲観的になる
気分が沈む
イライラする
人間不信



この状態が、俗にいう「自律神経失調症」の状態です。


体の冷えと自律神経の関係



ではここからは、養命酒が効果を発揮してくれる「体の冷え」と自律神経の関係についてお話しします。


体の冷えと自律神経にどのような関係があるのかというと、次の3つの関係があります。


①体が冷えていると体が休息モードに入らない



体の冷えというのは「血管が収縮した状態」、要は「交感神経が優位になっている状態」に起こりやすいです。


人間の体温は日中に上昇しますが、夜になると就寝時間に向かって徐々に下がっていきます。


これは、体の中にたまった熱を下げるための働きです。


こうして体温が下がっていくことで、優位に働く自律神経が、交感神経から副交感神経のほうに切り替わり、眠りへと導かれます。


ところが、日中もすでに体が冷えた状態になっていると、「これ以上体温を下げてはいけない」という交感神経の働きが起こるため、就寝時間が近づいても体温が下がりにくくなります。


そのため、就寝時間になっても交感神経のほうが優位になって働いているままの状態になり、睡眠に影響が出ます。


②体が冷えていると睡眠の質が悪化する



ここまでのお話と繋がっているのですが、体が冷えていると「体温を下げてはいけない」という理由から、交感神経のほうが優位に働きます。


そのため、「なかなか寝付けない」「眠った気がしない」「夜中に何度も目が覚める」といった症状が現れます。


これはまさに、「睡眠の質」が悪化している状態。


ここまでの状態でもすでに、自律神経のバランスが乱れているのですが、睡眠の質が悪化すると、さらに自律神経のバランスが乱れます。


自律神経のバランスが乱れると血流が悪化するので、またさらに体の冷えが進行します。


つまり、



体の冷え→睡眠の質の悪化→自律神経の乱れ→体の冷え…



といった形で、悪循環にはまってしまうのです。


③「過緊張」との関係も強い



現代は「ストレス社会」とも呼ばれていますが、ストレスが溜まりやすい環境下にいることでなかなか緊張が解けない方もいます。


他にも、就寝前にも緊張するような行動をしていることで、就寝時間に向けて緊張を解くことができない方も多いです。


この、緊張した状態が過度に続いている状態を「過緊張」と言います。


過緊張は血管を収縮させるので、体の冷えを進行させます。


そしてこの体の冷えが自律神経のバランスや睡眠に影響を及ぼしまたさらに体が冷えるという悪循環へと導きます。


体の冷えを改善するのに効果的なのが「養命酒」



養命酒

「体の冷えが自律神経に影響を及ぼす」ということは、体の冷えを改善してあげる必要があります


もちろん、体の冷え以外にも自律神経のバランスを乱す原因はありますが、「体の冷えを改善する」という対策をするだけでも、自律神経のバランスも整いやすくなります


そこで登場するのが「養命酒」。


養命酒は血行を促進して体を温めることで、体質そのものを改善して体の調子を整えることができる薬用酒です。


自律神経に直接作用するわけではありませんが、体の冷えが改善されるので、その結果自律神経のバランスを整いやすくすることができるということなのです。



養命酒は自律神経のバランスを整えることに繋がる



「養命酒は自律神経を整えるのに効果的なのか」という噂の真相について、自律神経をの基礎知識と併せて解説させていただきました。


自律神経に直接作用するわけではないものの、養命酒を飲むことが自律神経のバランスを整えることに繋がるということ、お分かりいただけましたか?


養命酒は体質そのものの改善を図ることができる薬用酒です。


お酒である以上気を付けなければならないこともありますが、気になる方は是非養命酒を飲んでみてはいかがでしょうか?


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