皆さんは「ごぼう茶」をご存知でしょうか?


あまりなじみはないかもしれませんが、体に良いお茶として知られている飲み物です。


ただ、このごぼう茶には様々な効能がある一方で、「副作用がある」とも言われています。


特に妊婦さんにとって、ごぼう茶はあまり良くないと言われています。


今回はごぼう茶の効能と副作用をまとめてみました。


ごぼう茶とは?



ごぼう茶

「ごぼう茶」とは、きんぴらごぼうやサラダなどでおなじみの野菜、「ごぼう」を使って作られたお茶のことです。


実年齢を聞いてびっくりするほど若々しい医師として一躍有名となった、「ナグモクリニック」の総医院長である「南雲吉則」先生がメディアで紹介、そこから人気に火が付いたお茶でもあります。


ごぼうの栄養価の高さは皆さんもご存知かと思いますが、ごぼうをごぼう茶にして飲むことで、より手軽にごぼうの栄養を体内に摂り入れることができるのだとか。


そのため、ごぼう茶が持つ効果・効能もたくさんあります。


ごぼう茶の栄養成分



ごぼう茶には、次のような栄養成分が含まれています。



サポニン
イヌリン
リグニン
セルロース
ヘミセルロース
アルギニン
アスパラギン
ビタミンB1・B2
カリウム
リン
タンニン
クロロゲン酸

など


特記すべきは「サポニン」と「イヌリン」



ごぼう茶の栄養成分の中でも、特記すべきなのは「サポニン」「イヌリン」の2つの成分です。



【サポニン】

サポニンはポリフェノールの一種で、ごぼうの皮の部分に含まれている成分です。

抗酸化作用
血管強化
免疫力の向上
生活習慣病の予防
滋養強壮

などといった効果が期待できます。



【イヌリン】

イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、ごぼうの皮に近い実の部分に含まれている成分です。

利尿作用
代謝促進
便秘解消
冷え性改善
むくみ改善

などといった効果が期待できます。



ごぼう茶の効能



顎に手を当てながら悩む日本人女性

便秘の予防・解消



ごぼう茶には「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」、2種類の食物繊維が含まれています。


不溶性食物繊維は腸を刺激し、水溶性食物繊維は便に水分を与えてやわらかくしてくれるため、2種類の食物繊維のダブルの効果で便秘に効果を発揮してくれます。


むくみの予防・改善



ごぼう茶に含まれているイヌリンやカリウムには、利尿作用があります。


利尿作用によって、体内に溜まった余分な水分を体外に排出することができるので、むくみを予防・改善することができます。


血行促進



ごぼう茶に含まれているサポニンには、悪玉コレステロールを減らす効果があります。


悪玉コレステロールは血液をドロドロにし、血流を悪くします


悪玉コレステロールが減ることによって血液がサラサラになるので、ドロドロ血液による病気を予防することができます。


また、血行が促進されるため、冷え性を改善することもできます。


抗酸化作用



ごぼう茶に含まれているサポニンには、身体の錆びつきを予防する抗酸化作用があります。


抗酸化作用によって生活習慣病を予防することができますし、肌老化による症状を予防することもできます。


美肌効果



ごぼう茶に含まれているサポニン・アルギニン・タンニンをはじめとするいくつかの成分には、



便秘解消
代謝促進
血行促進
皮脂分泌のコントロール
メラニンの除去
肌荒れの予防


などなど、美肌へと繋がる様々な効果を発揮してくれます。


ごぼう茶を飲むだけではなく、ごぼう茶を染み込ませたコットンで肌の炎症を鎮めることもできるそうです。


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授乳中のママへの効能



ごぼう茶には、ご紹介させていただいたような効能があるわけですが、授乳中のママへの効能も無視できません


授乳中のママに対しては、乳腺炎を予防する効能があるとされています。


乳腺炎とは、乳腺に母乳が詰まって起こる炎症のことを言います。


完全母乳育児を目指していても、乳腺炎になってしまったことで母乳育児をやめざるを得なくなる方も少なくありません


乳腺炎の原因の1つとして考えられているのが、脂肪分の多い食生活による「ドロドロ血液」です。


母乳は血液ですから、ママの体の血液がドロドロだと、母乳もドロドロになって乳腺に詰まりやすくなるので、乳腺炎にかかりやすくなります。


ごぼう茶には血液をサラサラにする効果があるので、血液である母乳もサラサラにしてくれます。


妊娠中の段階からごぼう茶を飲み始めるのが良いそうです。


また、乳腺炎を予防するだけではなく、ごぼう茶の豊富な栄養を含んだ母乳を作り出すことに繋がるため、赤ちゃんにおいしくて栄養たっぷりな母乳を与えることもできます。


ごぼう茶に副作用はあるの?



ここまでの話だと、体に優しく効いていく感じがするごぼう茶ですが、実は副作用の恐れも少なからずあります


ごぼう茶の副作用としては、次のような症状が挙げられます。


サポニンの毒性によるもの



サポニンはごぼう茶を代表する効果的な栄養成分なのですが、実はサポニンは、ごぼうが自らを細菌から守ろうとして作り出しているもので、毒性があります


赤血球の膜を破壊する他、善玉コレステロールまで分解してしまったり、吐き気や下痢といった消化器系の症状を引き起こしたりする恐れがあるそうです。


元々ごぼう茶には、身体に悪影響を与えるほどの量のサポニンは含まれていません


ですから、サポニンに関してはそこまで神経質になる必要はないのですが、ごぼう茶を飲み過ぎてしまうとサポニンの過剰摂取となり、サポニンの毒性による副作用が引き起こされる可能性があるので要注意です。


ごぼうの種子によるもの



ごぼうの種子には、子宮を収縮させる作用があるとされています。


この子宮収縮は、妊娠初期では流産に繋がる恐れがある、恐ろしい現象です。


妊婦さんに対して「ごぼう茶は要注意」とされているのは、これが原因です。


ごぼう茶に使用するのはごぼうの根っこの部分であり、種子の部分は使用されませんから、それほど心配する必要はないと思いますが、念のため妊娠初期にごぼう茶を飲むのは避けたほうが良いです。


アレルギーによるもの



ごぼう茶に含まれている成分に対し、アレルギー反応が現れる恐れがあります。


特に「キク科アレルギー」を持っている方は要注意とされています。


アレルギー症状が重症化すると命にもかかわるので、キク科アレルギーの方はごぼう茶を避けましょう


また、ごぼう茶によるアレルギーが疑われる症状が出た場合には、そのままごぼう茶を飲み続けるようなことはせず、医療機関を受診するようにしてください。


ごぼう茶の作り方



ごぼう茶

最後に、自宅でも簡単にできるごぼう茶の作り方をご紹介します。


材料
(作りやすい分量)
•国産の泥つきごぼう 1本
•たわし
•包丁、もしくはピーラー
•フライパン
•保存容器

1.ごぼうは国産で泥つきがベスト。
まず、たわしでこすり洗いをして表面の泥を落とします。皮はなるべく残してください。

2.包丁、もしくはピーラーで皮ごとささがきし、水で洗います。
ごぼうのアクに栄養があるので水に漬けすぎないようにしましょう。

3.新聞紙に広げて2~3時間天日干しします。
冬は4~5時間以上天日干ししましょう。南雲式レシピでは2~3時間ですが、半日以上~1日干してカラカラに乾かしても構いません。

4.フライパンでパリッとなるまで10分程度空煎りします。※油は引きません
炒り方が甘いと生臭くなってしまいます。弱火~中火の火加減で、焦がさないように注意してしっかり炒りましょう。

5.冷めたら完成です。密閉できる容器で保存しましょう。


※「2016 痩せるお茶でダイエット&アンチエイジング(http://www.meddirectory.org/goboucha_tsukurikata.php)」より引用


水出し・煮出しの両方で飲むことができます


ごぼう茶の保存



できたごぼう茶は、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するようにすれば、1か月ほどは持つそうです。


ただ、頻繁に飲むとなると容器を開ける機会も増え、その分品質も落ちてしまいやすくなるので、早めに飲み切ってください。


頻繁に飲むのであれば、小さな容器に小分けして保存することをオススメします。


乾燥剤を入れての保存や、冷凍保存もオススメです。


ごぼう茶でごぼうの栄養をたっぷりと体に摂り入れよう!



ごぼう茶の効能と副作用について、ごぼう茶の作り方なども交えながらご紹介させていただきました。


ごぼう茶には様々な効能がありますし、副作用もあまりないので安心して飲むことができます。


また、カフェインも入っていないので、「良くない」と噂のある妊婦さんでも妊娠初期を避ければ、安心して飲むことができます


皆さんもぜひごぼう茶で、ごぼうの栄養をたっぷりと体に摂り入れてみてはいかがでしょうか?


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