唐辛子の辛さのもととして知られている「カプサイシン」


ダイエットや冷え性などに効果的な成分であるため、カプサイシンを摂取するために辛いものを食べたり、カプサイシンのサプリメントなどを食生活に取り入れたりしている方もいらっしゃると思います。


このカプサイシンについて調べてみたところ、ダイエットや冷え性の改善以外にも、様々な効果があることがわかりました。


また、同時に副作用があることもわかり、「カプサイシンの毒性が脳に影響する」なんて噂もあるようです。


そこで今回は、カプサイシンの効果と副作用についてまとめてみました。


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カプサイシンとは?



唐辛子

カプサイシンとは、唐辛子独特の辛さのもととなっている「アルカロイド」と呼ばれる成分の1つです。


主にナス科の野菜に含まれており、辛ければ辛いほどカプサイシンの含有量は多く、辛くないものに関しては、カプサイシンの含有量はあまり多くはありません。


健康や美容に欠かせない成分であることから、日本を始め、世界中で親しまれています。


カプサイシンの効果



前述している通り、カプサイシンは健康や美容に欠かせない成分です。


では、具体的にはどのような効果を発揮してくれるのでしょうか?


カプサイシンの効果を簡単にまとめてみました。



辛味が舌や胃を刺激することによる「食欲増進効果」

胃粘膜を保護・胃腸内を殺菌することによる「健胃作用」

腸の蠕動運動を促すことによる「便秘の予防・解消効果」

代謝を活発にさせることによる「肥満予防効果」

体を温めて血流を改善することによる「冷え性の予防・改善効果」

血流が改善されることによる「デトックス効果」

脂肪分解酵素(リパーゼ)の働きを活発にさせることによる「脂肪燃焼効果」

新陳代謝を活発にさせることによる「疲労回復効果」

塩分の摂り過ぎを予防することによる「高血圧の予防効果」

コレステロール値の上昇を抑制することによる「生活習慣病の予防効果」

頭皮の血行を良くすることによる「育毛効果」

※夏→発汗を促進することによる「体温を下げる効果」



カプサイシンの摂取目安量は?



カプサイシンの1日の摂取目安量は「15mg」とされています。


カプサイシンは代謝に大きく関わる成分であることから、カプサイシンが不足すると代謝が悪化してしまいます。


代謝が悪化することで



太りやすい体質になる
冷え性になる
むくみやすくなる


といった症状が現れるようになってしまうので、適量のカプサイシンはしっかりと摂取する必要があります


唐辛子を使用した調味料を料理の味付けに使うことで、辛みが味を上手くぼかしてくれるため、塩分の摂り過ぎを予防することができるのでオススメです。


1日の摂取量の上限は?



では、カプサイシンの1日の摂取量の上限はどのくらいなのかというと、「70~75mg」とされています。


この上限量を超えるカプサイシンを摂取してしまうと、脳や胃腸、味覚などに悪影響を与えるため、1日の摂取量の上限は必ず守りましょう


カプサイシンには「致死量」がある!



毒のイラスト

このような様々な効果があるカプサイシンですが、実は致死量が設けられています


なぜかというと、カプサイシンは大量に摂取すると死に至る恐れがある成分だからです。


カプサイシンの致死量は、体重1kgあたり60~75mgとされています。


例えば、


体重45kgの人の場合は2,700mg~3,375mg以上
体重60kgの人の場合は3,600mg~4,500mg以上


の摂取でそれぞれ致死量に達し、死に至る恐れがあります。


唐辛子1gあたりに含まれているカプサイシンの量は3mgほどなので、1kg近い量の唐辛子を食べない限り、致死量に達するほどのカプサイシンを摂取する恐れはありません。


ですから、致死量に関してはそれほど神経質になる必要はないのですが、カプサイシンは摂り過ぎると体に毒なのです。


そのことに関しては、この後詳しくご紹介させていただきますね。


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カプサイシンの毒性が脳に影響するって本当?



ここからは、カプサイシンの毒性や副作用のリスクなどについてお話ししていきます。


まずは、こちらの記事のタイトルにもなっている「カプサイシンの毒性が脳に影響するって本当?」ということについてですが、カプサイシンの毒性が脳に影響するというのは本当です。


なぜ脳に影響すると言われているのかというと、カプサイシンがアドレナリンを過剰に分泌させることにあります。


例えば唐辛子を含む食品を食べたとします。


すると、舌・喉・胃といった器官で辛味を刺激として感じ取ります


当たり前ですが、人間は痛みや刺激を感じ取ると、その情報を「ストレス」として脳に伝えます


ストレッサーによる刺激はまず、自律神経の働きをコントロールする中枢がある間脳の「視床下部」へと送られ、交感神経を緊張させます。
視床下部から「脳下垂体」へ緊急指令が出され、そこから腎臓近くにある内分泌器官、「副腎髄質」へと信号が送られます。


※「セルフドクターネット(https://www.selfdoctor.net/q_and_a/2005_12/stress/03.html)」より引用


つまり、ストレスを受け取った脳は、回避行動として「副腎」という器官からアドレナリンを分泌するように指令を出すため、それによってアドレナリンが分泌されるという仕組みです。


人間は恐怖や危険を感じた時に、


血圧が上がる
心拍数が増える
逆毛が立つ
瞳孔も開く


といった反応が起こりますが、この反応はアドレナリンによるものです。


アドレナリンには、体にこのような反応を起こさせることでストレスと闘う役割をします。


過剰なアドレナリンは脳を損傷させる



ストレスと闘う役割を果たすアドレナリンですが、過剰に分泌されてしまうと、大脳辺縁系にある感情や記憶などを司る「扁桃体」や「海馬」といった器官を損傷させる可能性があります。


扁桃体や海馬が損傷を受けると、


パニック障害
うつ病
睡眠障害


といった精神疾患を引き起こす恐れがあります。


こういった、カプサイシン(唐辛子)によって引き起こされる精神疾患のことを、唐辛子をたくさん食べる韓国では「火病(ひびょう)」と呼ぶそうです。


その他のリスク



お腹が痛い女性

脳への影響の他にも、カプサイシンの過剰摂取は様々なリスクを伴います


消化器系へのリスク



適量のカプサイシンであれば、胃腸の調子を整える効果が期待できるのですが、過剰摂取は胃粘膜を傷つける恐れがあります。


そのため、腹痛が引き起こされたり、胃潰瘍や痔を持っている方は、症状が悪化したりする恐れがあります。


また、唐辛子の摂取量が多いメキシコでは、唐辛子を多く摂取する人の胃がんのリスクが高いことも報告されており、がんとの関係性も否定できません。


味覚障害が起こることも…



辛いものを口に入れると、舌に刺激が走りますよね。


この刺激も、適度であれば食欲を増進させる良い効果があるのですが、過度になると味覚を感じ取る「味蕾(みらい)」という器官をマヒさせることがあります。


その結果として味覚障害が引き起こされ食べ物の味がわからなくなってしまう恐れがあります。


摂取量を守れば良い効果が期待できる!



カプサイシンの効果と副作用についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?


カプサイシンの副作用についてお分かりいただけたかと思うのですが、ご紹介させていただいた通り、カプサイシンの過剰摂取は健康を害する恐れがあるのでオススメできません。


ですが、裏を返せば「1日の摂取量を守って摂取すれば良い効果が期待できる」というものでもあるので、適量を食生活に取り入れることは健康や美容への効果が大いに期待できると思います。


カプサイシンを摂取している方や、カプサイシンの摂取を考えている方は、摂取量を守って摂取するように気をつけてください。


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