よく見かけるサプリメントである「マルチビタミン」


このマルチビタミンに関しては、「効果なし」という意見があるそうです。


いくつものメーカーが力を入れているサプリメントであるにも関わらず、なぜ効果なしと言われているのでしょうか


また、マルチビタミンには「副作用がある」という噂もあるようなのですが、果たしてマルチビタミンに副作用があるというのは本当なのでしょうか


マルチビタミンについて解説します。


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そもそも「マルチビタミン」って何?



サプリメント

マルチビタミンとは、1粒に数種類のビタミンが配合されているサプリメントのことを言います。


「マルチ」の日本語訳である「複数」と、ビタミンという言葉が合体したものです。


マルチビタミンは一度に数種類のビタミンが摂取できる!



ビタミンにも様々な種類がありますが、基本的にビタミンは単体で発揮される効果よりも、他の種類のビタミンと共に複数で摂取したほうが、「相乗効果」により高い効果を発揮してくれるものが多いです。


ですが、例えば「ビタミンCとビタミンEのサプリメントを摂取する」となった場合、一度に2種類のサプリメントを用意して摂取しなければならないので、コストパフォーマンスも良くありません。


もちろん、摂取する手間もかかりますし、サプリメントのような錠剤を飲み込むのが苦手な方にとっては、苦痛を伴います


そんな時に、マルチビタミンであれば1粒で数種類のビタミンを効率よく摂取することができ、そして相乗効果まで期待できるというわけです。


不足しがちなビタミンを補うことができる!



ビタミンは、エネルギーを作り出す栄養素ではありませんが、他の栄養素の働きをサポートする役割をしているため、どれも我々が生きていく上で欠かせません。


ですが、何かと忙しい現代人、毎日の食事からビタミンを充分に摂取することが難しい場合も多いので、ビタミンが欠乏する方も少なくありません。


マルチビタミンは、不足しがちなビタミンを手軽に補うことができるだけではなく、一度に何種類ものビタミンを補うこともできるので、そういった意味でも健康や美容をサポートする味方です。


マルチビタミンに含まれている主なビタミン



現在「ビタミン」として正式に認められているのは、水溶性ビタミン9種類、脂溶性ビタミン4種類の全13種類です。


一般的なマルチビタミンのサプリメントには、13種類の中の1種類(ビタミンK)のみを除いた、次のようなビタミンが含まれています。


水溶性ビタミン



水に溶けやすい性質を持つビタミン。



【ビタミンB1】疲労回復・糖質(炭水化物)の代謝促進
【ビタミンB2】脂質の代謝促進
【ナイアシン(ビタミンB3)】血行促進・アルコール分解の促進(二日酔い予防)
【パントテン酸(ビタミンB5)】エネルギー代謝のサポート・免疫力アップ・ストレス緩和
【ビタミンB6】タンパク質の代謝促進・皮膚や粘膜の健康維持
【ビタミンB12】悪性貧血の予防・神経機能を正常に保つ
【ビオチン(ビタミンH)】皮膚の代謝促進・美髪
【葉酸(ビタミンM)】造血作用(貧血予防)・動脈硬化の予防
【ビタミンC】美肌・アンチエイジング・免疫力アップ


※ビタミンC以外はビタミンB群


脂溶性ビタミン



水には強いものの、油には溶けやすい性質を持つビタミン。



【βカロテン(ビタミンA)】目や粘膜の保護・皮膚の健康維持
【ビタミンD】カルシウム吸収のサポート・骨や歯の強化
【ビタミンE】美肌・アンチエイジング・生活習慣病の予防


ミネラルが含まれているものもある!



マルチビタミンのサプリメントには、「マルチビタミン&ミネラル」といった名前で、ミネラルも含まれているものもあります


そういったサプリメントには、先ほどご紹介したビタミンの他に、



鉄分
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
マンガン

セレン
クロム



といった種類のミネラルが含まれていることが多いです。


ビタミン同士の相乗効果も健康や美容には欠かせないのですが、ビタミンとミネラルの相乗効果も健康や美容に欠かせません


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マルチビタミンは効果なし?



カプセル剤と錠剤

12種類ものビタミンが含まれているため、しっかりと効果が得られそうなイメージを持ってしまうマルチビタミンですが、「効果なし」とする意見も少なからずあるようです。


3つの研究の結果「効果なし」



マルチビタミンに関する3つの研究を行った結果、「効果なし」という結論に至ったことが、「米国内科学会」が発行している医学学術雑誌「アナルズ・オブ・インターナル・メディシン(Annals of Internal Medicine)」によって公表されています。


マルチビタミンを摂取した場合と偽薬を摂取した場合とを比較しても、記憶力や心臓発作・脳卒中のリスクに大差がなかったのだとか。


その結果、「マルチビタミンは心臓病や認知症に効果がないのはもちろん、長生きできるというわけでもない」という、ほとんど効果がないことを意味する結論に至ったそうです。


ただ、マルチビタミンを摂取した場合のほうが、わずかながらも癌や白内障のリスクが低かったこともわかり、「全く効果がない」とも言い切れないようです。


タイムリリース加工をされていないものは「効果なし」



「タイムリリース加工」というのは、サプリメントの成分を数時間から1日時間をかけて、ゆっくりと体に吸収させるための加工法です。


先ほど「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」、それぞれに属しているビタミンをご紹介させていただきましたが、マルチビタミンに含まれているビタミンの半数以上は水溶性ビタミンです。


そのため、長時間体内に留まっていられずすぐに体外へ排出されてしまうので、タイムリリース加工がされていないマルチビタミンは、水溶性ビタミンに限って効果が期待できない可能性があります。


そういった意味で、「効果なし」と言われているのだと思われます。


食事を怠っているから「効果なし」



マルチビタミンは、不足しがちなビタミンも手軽に効率よく摂取することができるわけですが、その一方で「食事を怠る」という行動に走る方も少なくありません


つまり、「サプリメントを飲めば栄養が補えるから」という理由で、栄養バランスを考えない乱れた食生活に走るということです。


マルチビタミンのサプリメントは、食事は食事で栄養バランスを考えて摂った上で摂取することで、効果を発揮するものです。


そのため、栄養バランスの偏った食生活を続けている方が摂取しても効果は期待できない場合があるので、「効果なし」と言われているのです。


副作用もあるってホント?



顎に手を当てながら悩む日本人女性

マルチビタミンのサプリメントによる副作用も気になるところ。


結論としては、マルチビタミンの摂取によって副作用が現れる可能性は低いです。


ただ、次の2つに該当する場合に、副作用が現れる可能性があります。


空腹時の摂取



空腹時にマルチビタミンを摂取することで、胃酸の分泌によって胃が荒れる恐れがあります。


サプリメントというのは、胃の中に食べ物がある状態で摂取することで効果が発揮されるようにできているため、空腹時の摂取は胃を傷めないためにも、そして最大限の効果を得るためにもオススメできません。


食後に摂取するようにしてください。


脂溶性ビタミンの過剰摂取



水溶性ビタミンは体内に蓄積されないため、過剰摂取による副作用の心配はありません


ただ、マルチビタミンには脂溶性ビタミンも含まれており、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるため、マルチビタミンを過剰摂取すると、副作用が現れる恐れがあります。


例えば、ビタミンAの過剰摂取は骨粗しょう症のリスクが上がりますし、皮膚に異常が現れる恐れがあります。


また、ビタミンDの過剰摂取は血管や腎臓に害を及ぼす恐れがあります。


メーカー側が推奨する摂取量を守っていれば、過剰摂取になることはないので、摂取量は必ず守るようにしましょう。


過剰に期待するのはNG



マルチビタミンが「効果なし」と言われている理由や、マルチビタミンの副作用について解説させていただきました。


マルタビタミンの効果に関しては、ビタミンを補うもので、はっきりとした効果が現れるものではないようですから、過剰に期待するのはNGです。


また、飲み方を間違えてしまえば、少なからず副作用に見舞われる可能性もあるので、その点に関しても注意が必要です。


マルチビタミンを摂取している方、そして今後マルチビタミンを摂取することを考えている方は是非、参考になさってください。


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