「朝起きれない」という経験をしたことがある方も多いと思います。


ほとんどの場合は病気とは関係がないのですが、中には病気の症状の1つとして、「朝起きれない」という症状が出ている可能性もあることをご存知でしょうか?


そこで今回は、朝起きれない病気について、朝起きれなくなる様々な理由とあわせてご紹介します。


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朝起きれない原因





一般的に、朝起きれない原因として挙げられるのは、以下のような事柄です。


寝る時間が遅かった



朝起きれない理由として、この真っ先に思いつくかと思います。



飲み会に行っていた
夜遅くまで残業をしていた
外出から帰宅した時間が遅かった
見たいテレビがあって夜更かしをしていた
夜中までゲームに夢中になっていた



などといった理由があって、前日に寝る時間が遅くなると、朝起きれなくなることがあります。


睡眠の質が悪い



「たくさん寝ているはずなのに朝起きれない」という場合は、「睡眠の質が悪い」ということが考えられます。


睡眠の質の悪さは、寝る前の行動が関わっていることが多いです。


例えば、寝る前に



食事を取る
飲酒をする
喫煙をする
カフェインを摂取する
パソコン・スマホ・テレビを見る 
熱いお風呂に浸かる
激しい運動をする
勉強や仕事で頭を使う



といったことをしてしまうと、なかなか寝付けなくなって睡眠の質が悪くなり、朝起きれない原因となります。


また、



朝日を浴びていない
30分を超える昼寝
午後3時以降の昼寝
運動不足
寝具が体に合っていない



といった、寝る前の行動とは関係ないことも、睡眠の質の悪さに関わっていることもあります。


自律神経のバランスが乱れている



人間の体には、活動的になっている時に働く「交感神経」と、リラックスしている時に働く「副交感神経」の2つの自律神経があり、この2つがバランスを取り合っています。


本来であれば、寝る時間に優位になるのは副交感神経のほうなのですが、様々な要因によって自律神経のバランスが乱れると、寝る時間になっても交感神経が優位になったままになることがあります。


そのため、寝付くまでに時間がかかってしまうので、睡眠時間が後退して朝起きれなくなります。


また、副交感神経が優位になるはずの時に交感神経が優位になってしまったがゆえに、朝になっても副交感神経が優位な状態なままで、交感神経が優位な状態に切り替わらなくなるため、朝起きれなくなります。


就寝時間・起床時間が一定でない



寝る時間や起きる時間がバラバラ、つまり就寝時間や起床時間が日によって違うと、睡眠のリズムに狂いが生じます


その結果として、朝起きれなくなることがあります。


食生活が乱れている



食生活が乱れると、疲労の回復に必要な栄養素が不足します。


そのため、前の日の疲労が十分に回復されないまま朝を迎えてしまうので、朝になっても疲れが残っていて、朝起きれなくなることがあります。


女性ホルモンによるもの



妊娠中や、排卵から生理までの間に多く分泌されているのは、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という女性ホルモンなのですが、この黄体ホルモンには体温を上げる作用があります。


本来であれば体温が下がるはずの睡眠時間も体温が下がりにくくなっているため、睡眠の質が低下して、朝起きれなくなることがあります。


病気



「朝起きれない」という症状が現れる病気も、実は結構あります。


例えば、



睡眠相後退症候群
非24時間睡眠覚醒症候群
睡眠時無呼吸症候群
過眠症
うつ病
起立性調節障害
肝機能の低下



といった病気の症状として、朝起きれなくなることがあります。


この病気に関しては、この後詳しくご紹介しますね。


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朝起きれない病気とは?





睡眠相後退症候群(すいみんそうこうたいしょうこうぐん)



睡眠相後退症候群とは、体内時計の狂いによって起こる「概日リズム睡眠障害」の1つで、深夜になるまで寝付くことができない病気のことです。


一言で表せば、睡眠時間が後退して昼夜逆転の生活になっている状態です。


午前3時から午前6時の間にやっと寝付くことができる場合が多く、この時間に寝付いてしまった以上、朝起きることが困難になります


たとえ起きることができたとしても、午前中の間は眠気・頭痛・疲労感といった症状に見舞われるため、日常生活に支障を来たします。


非24時間睡眠覚醒症候群(ひにじゅうよじかんすいみんかくせいしょうこうぐん)



非24時間睡眠覚醒症候群とは、睡眠相後退症候群と同じ概日リズム睡眠障害の1つで、体内時計の狂いによって就寝時間と起床時間が1~2時間ずつずれていく病気のことです。



【1日目】就寝時間が10時で、起床時間が5時
【2日目】就寝時間が11時で、起床時間が6時
【3日目】就寝時間が12時で、起床時間が7時



といった形で就寝時間と起床時間がずれていくので、昼夜逆転の時期が定期的に訪れます


当然、朝起きれなくなる時期も訪れます。


睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)



睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に無呼吸の状態に陥ってしまう病気のことです。


呼吸が止まった状態が一晩に30回以上、または1時間に5回以上起こった場合は、この睡眠時無呼吸症候群に該当します。


朝起きれないことと関係がなさそうに見えるかもしれませんが、眠っている間に呼吸が止まってしまうことで酸素が不足します。


この不足した酸素を補おうと体が働くので、本人は眠っていても体は起きている状態


その結果、脳も体も十分に休むことができないため、朝起きるのが困難になります。


こちらのサイトに詳しい症状の解説があります。


過眠症(かみんしょう)



過眠症とは、夜に充分な睡眠を取っているにも関わらず、日中も強い眠気に襲われて日常生活に支障が出る病気です。


一言に過眠症と言っても、様々なタイプの過眠症があるのですが、眠ってはいけない時に眠ってしまったり、規則正しい生活を送っているにも関わらず朝起きれなかったりします。


うつ病



うつ病とは、1日中気分がふさぎ込んだまま(憂鬱)の状態が続き、日常生活に支障をきたす病気のことです。


世間的には「心の病気」として知られていますが、実際は脳機能に障害が起こっている状態です。


精神症状だけではなく、様々な身体症状も伴い、睡眠にも影響を及ぼします


うつ病の場合は、朝起きれないという症状の他に、「起きようと思っても体が重く感じて起きれない」という意味で、朝起きれないこともあります。


起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)



起立性調節障害とは、自律神経の乱れによって血圧が上がらなくなる病気のことです。


起立性調節障害の患者さんは、朝になると優位になるはずの交感神経が優位にならず、血圧も上がりません。


そこから5~6時間も後になってからやっと、交感神経が優位になります。


そのため、



朝起きれない
起きようと思っても体を起こすことできない
立ちくらみ
めまい
動悸
息切れ
午前中が辛い


といった症状が現れます。


肝機能の低下



睡眠と関係がなさそうに見えますが、肝機能が低下していると、朝起きれなくなることがあります


肝機能を低下させる要因としては、



食べ過ぎ
お酒の飲み過ぎ
ストレス
睡眠不足
スポーツのやりすぎ



といった事柄が当てはまります。


「朝起きれない」は病気の症状の可能性もある!



今回は、朝起きれない病気について、朝起きれなくなる様々な理由とあわせてご紹介させていただきました。


「朝起きれない」というと、甘えや不摂生が原因と思われがちですが、病気の症状の1つである可能性もあるので、辛い時や気になる時は医療機関を受診しましょう


日常生活に支障をきたしているような状態であれば、何らかの病気である可能性は高まります


また、朝起きれないことが病気が原因ではなかったとしても、生活習慣を見直さなければ、病気に発展するようなことにもなりかねません


ですから、病気が原因ではない場合も甘く見ず、生活習慣の見直しを行うようにしてください。



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