栄養価の高い果実として古くから食され、近年ではその栄養価が注目されて世界中に広まっている「デーツ」


欧米では「贈答品」として用いられるほど、人気のあるフルーツとして有名です。


そんなデーツ、日本でも簡単に手に入れることができるのですが、せっかく食べるからには、栄養成分をムダにすることなく食べたいですよね。


そこで今回は、デーツの持ついろいろな効果・効能を交えながら、栄養成分をムダにしない食べ方をご紹介していきます。






「デーツ」って何?



ドライデーツ

「デーツのことをよく知らない」という方も多いと思うので、まずは簡単にデーツについてご紹介します。


デーツとは、「ナツメヤシの果実」のことです。


ペルシア湾沿岸のメソポタミア地方原産のフルーツで、中近東諸国で日常的によく食べられています


干しブドウを大きくしたような見た目自然由来の濃厚な甘みがあり、干し柿に似た食感のフルーツです。


デーツは「神の与えた食物」



デーツの歴史は非常に古く、紀元前から中近東諸国の人々の間で食べられてきました。


その証拠として、イスラム教の聖典「コーラン」には「神の与えた食物」、そして「旧約聖書」には「エデンの園(理想郷)の果実」と記載されています。


というのも、デーツは暑さや乾燥にも非常に強く、どんなに過酷な環境でも立派に育つほどのパワーを秘めたフルーツだったからです。


そのため、暑くて雨がほとんど降らないために植物が育ちにくい中近東諸国の人々の間では、貴重な食料として重宝されてきたわけです。


その上デーツは、生の状態で食べることができるだけではなく、ドライフルーツやジャムなどに加工して保存することもできたため、そういった意味でも重宝されてきました。


現在でもデーツは中近東諸国で栽培が行われており、世界中に輸出されています。


デーツの主な栄養成分と効果・効能



デーツに含まれている主な栄養成分は、以下の通りです。



ブドウ糖
カロチン(体内でビタミンAに変化)
ビタミンB群(B1・B2・B6・ナイアシン・パントテン酸・葉酸)
ビタミンE
ビタミンK
カリウム
カルシウム
リン
マグネシウム


亜鉛
食物繊維



特に多く含まれているのは「食物繊維」「銅」「カリウム」の3つの栄養素ですが、ビタミンもミネラルも幅広く、そしてバランス良く含まれているのがデーツの特徴です。


こういった栄養成分により、次のような効果・効能が期待できます。


マグネシウムによる整腸作用



「マグネシウム」には、体内の水分を腸に集めて便を軟らかくし、排便を促す作用があるとされています。


デーツの場合は食物繊維も豊富に含んでいるため、食物繊維との相乗効果で、より高い便秘解消効果が期待できます。


「鉄分」と「葉酸」による増血・血行促進作用



血中ヘモグロビンを増やす「鉄分」と、造血作用のある「葉酸」が豊富に含まれており、血液を増加させて血行を促進させます。


貧血気味の方や、妊娠中の女性には嬉しい効果です。


亜鉛による免疫力アップと糖尿病予防



「亜鉛」には免疫細胞を活性化させる働きがあり、免疫力アップの効果が期待できます。


そのため、免疫力が関わってくる「アトピー」や「花粉症」などのアレルギー症状を抑制する効果があると言われます。


また亜鉛は、インスリンの分泌をサポートする働きがあるため、糖尿病の予防にも効果を発揮します。


カロテンによる抗酸化作用



カロテンには美肌効果や活性酸素を分解する効果があり、アンチエイジングが期待できます。


体に吸収されたカロテンはビタミンAに変化するので、眼病予防にも効果があります。


カリウムによる血圧改善



カリウムには血圧を下げる働きがあると言われています。


またカリウムは、体内の塩分や水分を調整する働きがあるため、むくみや便秘の解消も期待できます。






デーツの選び方が重要!



デーツ


ここからは、「栄養成分をムダにしないデーツの食べ方」についてご紹介させていただくのですが、豊富な栄養成分をなるべくムダにせずにデーツを食べるために、まず最初に気を付けてほしいのが「デーツの選び方」です。


日本で主に食べられているのは、「ドライフルーツタイプのデーツ」です。


一言に「ドライフルーツタイプのデーツ」といっても、乾燥具合によって次のような種類に分けられます。



水分量約10%の「ドライデーツ」
水分量約25%の「セミドライデーツ」
水分量約35%の「ウェットデーツ」



実は生のデーツよりも、ドライフルーツタイプのデーツのほうが栄養豊富です。


天日干しで加工されたデーツがオススメ!



ドライフルーツタイプのデーツの中でもオススメなのが、天日干しで加工されたデーツです。


機械で水分を飛ばして加工しているデーツも多いのですが、やはり天日干しという「自然の力」で乾燥させたデーツのほうが、栄養が多く残っています。


そしてさらに、天日干しで加工されたデーツの中でも、「あえて収穫しない状態で乾燥させたデーツ」、つまり木の上で乾燥させたデーツのほうが良いとされています。


収穫してから食べるまでの時間が短いので、より多くの栄養が残っているのだそうです。


デーツの食べ方



デーツの食べ方は、「ドライフルーツとして加工されているものをそのまま食べる」というのが、一番シンプルな食べ方です。


ねっとりとした食感で甘みが強いので、「甘いものが食べたい」という欲求も満たされます


「甘みが強い」といっても、デーツの甘みは自然由来のものなので、砂糖の代わりとして料理やお菓子作りに活用するのもオススメです。


「甘いのが苦手」という方は、クルミなどのナッツ類と一緒に食べると、甘みが抑えられて食べやすくなります。


また、ちょっと変わったデーツの食べ方としては、「おつまみ」もオススメです。


ベーコンにデーツとナッツをくるんで焼いたり、デーツにクリームチーズを挟んで食べるワインにも良く合います。


朝食代わりに食べるのがオススメ!



デーツを食べるタイミングとしてオススメなのが「朝」


つまり、「デーツを朝食代わりに食べる」というのがオススメです。


栄養価も高いですし、1日のスタートに欠かせないエネルギー源となる「ブドウ糖」が豊富に含まれているので、朝食にはぴったりです。


乳製品との相性もいいので、乳製品と一緒にミキサーにかけると甘みのあるおいしいミルクができるので、毎朝飲んでみましょう。


また、ヨーグルトなどに混ぜて食べると、エネルギーや栄養価の面を考えても、朝食代わりとしては最高の一品になるはずです。


食べ過ぎはNG!





いくら栄養が豊富だからといって、「デーツをたくさん食べても良い」というわけではありません


前述している通り、デーツには便秘解消効果があるわけですが、食べ過ぎると下痢になる可能性があります。


便秘ではない方や、あまりお腹の調子が良くない時に食べてしまうと、なおさら下痢を引き起こす可能性は高くなるので要注意です。


また、デーツは比較的低カロリーではあるものの、腹持ちが良くないために食べ過ぎを招きやすく食べ過ぎた結果太ってしまう可能性もあります。


1日のデーツの摂取目安量は3~5粒とされています。


多い日でも、1日に5粒を超えるデーツは食べないように気を付けてください。


まとめ



今回は、デーツの持つ効果・効能と、栄養成分をムダにしない食べ方についてご紹介させていただきました。


デーツは少量でも栄養がたっぷり摂ることができるフルーツなので、食欲がない時や、食事がたくさん食べられない高齢者の方にもおすすめのフルーツです。


また、つわりがひどくて思うように食事が摂れない妊婦さんにとっても、手軽に栄養が摂取できる救世主になってくれます。


手に入れる方法として確実なのは通販ですが、最近ではスーパーでも手に入るので、気になった方は是非、デーツを食べてみてください。

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